土屋アンナさん、2審も演出家の甲斐智陽氏に勝訴 舞台公演中止をめぐる損害賠償訴訟 東京高裁

女優・歌手の土屋アンナさん(32)が稽古に参加せず舞台が公演中止に追い込まれたとして、演出家の甲斐智陽氏(65)が土屋さんと実母が経営する所属事務所に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。河野清孝裁判長は土屋さん側を勝訴とした1審判決を支持し、甲斐氏側の控訴を棄却した。

昨年1月の1審東京地裁判決は「舞台は準備不足で、土屋さんが稽古に参加したとしても公演は開催不可能だった。土屋さん側に非はない」と判断して甲斐氏の訴えを棄却。甲斐氏が控訴していた。

TBS幹部「スター名鑑」打ち切りは「大変、残念です」

TBSの定例社長会見が22日、東京・赤坂の同局で行われ、伊佐野英樹編成局長が「クイズ・スター名鑑」(日曜・後6時55分)が1月22日の放送を最後に、わずか3か月強で“打ち切り”になった点について説明した。

【写真】「クイズ・スター名鑑」の司会をつとめる枡田絵理奈アナ

「(3年半前に放送した前身の番組)『クイズ☆タレント名鑑』が好調だったため、新番組として用意したました。ネットユーザーなどの人気と裏腹に日曜日の午後7、8時台という激戦区で結果が出なかったということです」と同局長。「(放送終了は)本当に残念です」と無念さをにじませた。

昨年10月スタートの「スター名鑑」は「クイズ☆タレント名鑑」をリニューアルした番組。人気お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(43)をMCに据え、フリーアナの枡田絵理奈(31)の復帰でも話題を呼んだ。

桐谷健太、芸能界入りのキッカケは“ナンパ”だった

個性派俳優として日本映画界に欠かせない存在の桐谷健太。数々の作品で足跡を残してきた彼が、映画『彼らが本気で編むときは、』では、海のごとく広く深い愛で、生田斗真演じるトランスジェンダーのリンコを包み込むマキオを演じ、俳優としての引き出しの多さを見せつけた。

さらに、CM好感度ナンバー1や、「海の声」の大ヒット、「NHK紅白歌合戦」への出場など、ここ数年の躍進ぶりには目を見張る。“ブレイク”という表現は、すでに実績のある彼には適さない言葉かもしれないが、現状について素直な気持ちを聞いた。

「紅白」出場は「えい、歌ったれ!」

 「いやぁ、緊張はしましたけれど『えい、歌ったれ!』って気持ちでしたね。楽しかったです」と昨年の紅白出場の感想を述べた桐谷。とにかくここ1~2年の活躍は目覚ましく“知名度”という物差しで考えれば、飛躍的に上がったことは間違いのない事実だろう。

自身も「子どもたちが周りに寄ってきてくれたり、おじいちゃんおばあちゃんに声を掛けてもらったり……。すごくあったかい近寄り方をしてくれるんです」と証言する。

桐谷と言えば、これまでも数々の映画やドラマに出演してきたが「とにかく目立ってやろうと思っていた」と本人が言うように、非常に個性的な役柄が多く“万人受け”という意味では、反対方向のベクトルを向いている俳優というイメージが強かった。それが、「紅白」に出場し、CM好感度でも男性部門で1位に輝くなど“万人”に受け出したのだ。

芸能界入りの恩人はナンパしてくれたゲイの人

 「僕自身、仕事への取り組み方とか思いとかは、ほんまに変わってないんです。言ってみれば“気づいてもらえた”という表現が近いのかな」と現状を分析する桐谷。

「もともと好きで歌もやっていたし、浦ちゃん(=浦島太郎)みたいな、ほかのやってきた役と違うけれどトリッキーなキャラの路線にはありますよね。たまたまCMという多くの人が見るコンテンツに出させて頂いたことによって広がっていって、色々な人の縁でこうなったみたいな……」。

「人の縁」という意味では、芸能界に入ったきっかけも特徴的だ。5歳から俳優の仕事をしたいと思っていた桐谷少年は、高校のときヘアショーで出会った見ず知らずの人に「俳優になるなら東京へ行かないとダメ」と言われ、その一言で東京へ行くことを決心。

「やって来た東京で、いきなりゲイの人にナンパされて、その人にモデル事務所を紹介してもらったんです。その後のオーディション番組で次の事務所の人と出会い、そのつながりで今の事務所と結ばれて……みたいに全部つながっているんです」。

ちなみに本作でマキオの役作りの相談に乗ってくれたのが、東京で最初に出会ったゲイの仲間だという。
さらに不思議な縁で巡り合った所属事務所への信頼も厚い。

「僕は今まで色々な作品に参加させて頂いていますが、仕事選びは全部事務所に一任しているんです。自分が選ぶと好きな役ばっかりに偏ってしまうだろうし、事務所の方は、俺が頑張って手を伸ばせば届くかどうかという仕事をしっかり選んでくれるので、自分は最高のパフォーマンスで期待に応えようということだけに集中できるんです」

映画監督の鈴木清順氏が死去 93歳 「ツィゴイネルワイゼン」「殺しの烙印」

「ツィゴイネルワイゼン」「オペレッタ狸御殿」などで知られた映画監督の鈴木清順氏(すずき・せいじゅん、本名・鈴木清太郎=すずき・せいたろう)が13日午後7時32分、慢性閉塞性肺疾患のため東京都内の病院で亡くなった。93歳。東京都出身。葬儀・告別式は故人の遺志により近親者のみで執り行われた。喪主は妻・崇子(たかこ)さん。

1923年(大12)生まれ。48年に松竹入り、54年に日活に移籍し、56年「港の乾杯 勝利をわが手に」で監督デビュー。赤木圭一郎主演の「素っ裸の年齢」、小林旭主演「関東無宿」、渡哲也主演「東京流れ者」、高橋英樹主演「けんかえれじい」など独特の色彩感覚を生かした作品で人気を集めた。のちにカルト的な人気となった67年「殺しの烙印」を最後に「分からない映画ばかり撮る」として日活を解雇されたが、71年に裁判の末に和解。監督業に復帰した。

80年「ツィゴイネルワイゼン」が国内外で高く評価され、ベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞。第58回カンヌ国際映画祭で栄誉上映特別作品として招待された2005年の「オペレッタ狸御殿」が遺作となった。

実弟は元NHKアナウンサーの鈴木健二氏。