「鑑定団」の茶碗 BPOは審議せず「判定する能力ない」

テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」(火曜後8・54)が、出品された茶碗を世界に3点しかないとされる「曜変天目(ようへんてんもく)茶碗」と鑑定した昨年12月の放送について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は10日、審議対象としないことを明らかにした。

同日の委員会後、川端委員長は「本物かどうかを判定する能力がない。同委員会の問題にはなり得ない」と説明した。

番組は昨年12月20日の放送。徳島県のラーメン店経営の男性が番組に鑑定を依頼し、古美術鑑定家が「曜変天目に間違いない」とし、2500万円の鑑定額を付けた。同日の番組は平均13・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を記録するなど大きな注目を集めたが、その後、鑑定に異議を唱える声が噴出。曜変天目を長年研究している愛知県の陶芸家が「鑑定結果に対して疑問の声があるにもかかわらず、テレ東は報道機関として誠実な対応をしていない」とし、審議を求めてBPOに意見を寄せていた。

テレビ東京側は今年2月23日の定例会見でこの件に言及。高橋雄一社長は「番組独自の鑑定」とコメントし、局としての見解は今まで通りとしていた。

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